2023夏トレッキングキャンプ3日目@涸沢野営場 前編

ねてる

2023年08月11日 23:53

1日目:    上高地~横尾野営場
2日目:    横尾野営場~涸沢野営場
3日目前編: 涸沢野営場~奥穂高岳~穂高岳山荘
3日目後編: 穂高岳山荘~涸沢岳~涸沢野営場
4日目:    涸沢野営場~横尾~上高地


8月2日(水)

涸沢野営場のアサ~

周りの登山者の物音で目覚めたのは、まだ3時。


あまりに早いので、薄明るくなるまでシュラフの中でうだうだ。


4時頃、おもむろにテントから出てみると、多くのテントに明かりが点いている。はやっ!
北穂高岳山頂付近には北穂高小屋の明かりも見える。



白出のコルには穂高岳山荘の明かりも見える。

ひととおり眺めたら朝食にする。

と言っても、いつもどおりカップ麺だがw
今日は担々麺や。家に置いてあったやつを持ってきたのだがカップヌードルではない



朝食の片づけとトイレしていたら、5時前から山が染まり始めた。


周りの人たちから感嘆の声が聞こえる。


今日もモルゲンロートがめっちゃ綺麗




モルゲンロートを見たら、昨日から準備しておいた荷物をアタックザックに詰め込んで、昨日借りたヘルメットをかぶって準備完了。


5:05 出発


往路は涸沢小屋の前を通っていく、一番早いルートをチョイス



涸沢小屋から見たキャンプサイト

中央道より上は8年前は雪渓に覆われていたのに、今年は全然雪が無い



涸沢小屋の前からの登山道は、序盤は森林の中を登っていくことになる


登山道から見えるモルゲンロートは、野営場からより近くに見えて迫力ある



しばらくすると、太陽が見えてきた。
今日も暑くなる予感



森林の登山道を抜けると、こんなゴロゴロ岩の登山道に出る
歩きにくくてしゃーない



ゴロゴロ岩に苦労して歩いてると、誤って本来のルートから外れてしまったようだ



岩の上を歩いていくのが早そうに思えたが、本来のルートに復帰すべく修正を図る。



雪渓を渡り、本来のルートに復帰し歩くと、ザイテンが近づいてきた



6:06 ザイテングラートの取付点に到着

ここで短時間の行動食休憩
みなさんここで休憩している。
登る人はここで気合を入れ、下りてきた人はほっと一息..という感じ



6:11 ザイテングラート取付き開始



涸沢の方向を振り返ると、景色がめっちゃ綺麗
涸沢野営場と雲海の向こうに常念岳



ザイテングラートは岩登りという表現がぴったりなハードな場所が多い
すれ違いのときは待機場所をよく考慮しないと危ない。



ほんとにハードな岩場が続く箇所では写真を撮る余裕すらない


そんな岩場を苦労しながら少しずつ高度を上げていく。


そうこうしていると、白出のコルに穂高岳山荘が見えてきた



7:19 穂高岳山荘に到着



山荘の前に聳える急峻な岩肌..凄い



この急峻な岩を見てると躊躇してしまう。

7:30 意を決して取付き開始


なかなかハードなコースだ


鎖場やハシゴもあり、一気に高度を上げる...が、それも序盤だけだ。



ハシゴをクリアして振り返ると、山荘からの急峻さが良くわかる。



序盤のハードな場所をクリアすると、岩場もそれほど危険な箇所は無く、写真を撮る余裕も出てくる。


岩肌に咲くきれいな花
ヨツバシオガマという花らしい



涸沢岳北穂高岳の間に槍ヶ岳も見えてきた。



見てみたかったジャンダルムが雄大に聳えている



8:18 奥穂高岳3190mに登頂成功

自分の足で登った最高地点(槍ヶ岳3180m)の高さを更新した。


奥穂高岳をまもる衛兵ジャンダルムを見下ろす
   ...ずっとこの景色を見たくて憧れていたので、快晴のもとで実際に見られて感激だ。




一応、看板の前でも記念に一枚



8年前に涸沢まで来た時には、涸沢まで来るだけでヘロヘロだったので、そこから見上げた穂高の山に登るなんて絶対無理やと思っていたが、まさかそこに登頂することになるとは...感慨も一入だ


奥穂高岳はこのあたりで一番標高が高いので、いろんな場所が見渡せる


上高地もはっきり見える



吊尾根経由で前穂高岳..行ってみたいが、帰れなくなるので断念



やはり槍ヶ岳は北アルプスで2番目に高いだけあって、ひときわ存在感がある



ここからの景色は素晴らしいの一言や


8:54 後ろ髪を引かれる思いで、下山開始



淡々と来た道を戻っていく


振り返ると、ジャンダルムの上を歩いてる人の姿が



9:24 穂高岳山荘まで下りてきた



写真が多く長くなったので、次記事につづく

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