出発直前。
天気もよく、青空をバックに前穂高も奇麗に見える
横尾大橋を渡り、しばらく歩いていると、石がごろごろした坂もあり、昨日と全く違う道になり、一気にハードルが上がった。
山道からは雄大に聳える屏風岩が存在感をあらわす。
横尾から約1時間で本谷橋に到着。
ここで20分くらいの本格的な休憩をとる。
本谷橋を過ぎるといきなり急坂の連続になり、息があがりっぱなしだ
でも眺めは素晴らしい
何度も休憩しながら登っていくと雪渓が見えてきた
さらにさらにこんなガレ場の登り坂が続く。
きつい。きつい。
他の登山者がどんどん登っていく中、何度も何度も休憩を繰り返す。
このあたりで、足がまともに動かなくなり、これ以上は無理と、下山を覚悟しだした
けど、穂高の峰々が近づくと、頑張らなきゃって気持ちにさせられる。
もう気持ちだけで、暑い中を汗を拭き拭き、雪渓の横をゆっくりゆっくり登っていく
俺より年配の爺さんや小さい子供にまで抜かされながらも、やっとのことで涸沢ヒュッテに到着
ヒュッテの中を抜けると、写真で見たこの景色が現れた
テント場の受付は12時30分からなので、まずはテントを張ることにする。
適当な設営場所を探し、ステラリッジ2をさくっと設営
一度見てみたかった涸沢カールの大雪渓が目の前に
テントからの光景
涸沢ヒュッテ方面を望む
大雪渓を見上げる
左側が前穂高岳3090m、右側が奥穂高岳3190mと涸沢岳3103mだ。
涸沢小屋方面を望む
バックが北穂高岳3106mだ。
ひととおり絶景の眺めを楽しんだら、syuちゃんから強制命令されていた、
「生ビールで乾杯!」
今年は雪渓が大きいらしく、キャンプサイトの中央道から上は雪で張れない状態で、下にも雪渓が残っている
テント場をバックに
じっとしていると汗が噴出す暑さなのに、雪がこんなに残っているのは何故なんだろ
テント場から長い階段を登って涸沢小屋に行ってみる。
涸沢小屋から見下ろすと、テント場の上半分は完全に雪で張れなくなっている
陽が傾いてきた頃、ヒュッテで名物のおでんをいただく。
これもsyuちゃんのお勧め。
穂高の眺望を楽しみながら、おでんで一杯。
最高!
陽が沈みかけたら、こんな奇麗な光と影が。
夕食は今日も保存食
ドライカレーとあさり入りの味噌汁
この日も21時頃には就寝していた
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◆キャンプ場情報(2015年8月時点)
利用料は1000円(大人)
横尾から山道を歩き、普通の人なら3時間くらい。
前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳の3000m越えの四座に囲まれた、半円状の中心の開けた場所に位置する。
ここを基地として、穂高にアタックする人も多い。
この日は日中はかなり暑かったが、朝は寒くてダウンを着ないと外に出られないくらいだった。
シュラフは#2で快眠が得られた。
トイレは涸沢ヒュッテと涸沢小屋のどちらも使用できる
ヒュッテには洋式もある
水場はヒュッテの水場を使用できる
サイトは石がごろごろしているが、これまで張ったキャンパーが整地してくれているので、その場所をうまく利用すればよい。
石が多く、ペグは打ち込めないので、石でガイラインを引っ張るようにして設営することになる。
サイトの北側に涸沢小屋、南側に涸沢ヒュッテがあり、どちらでも食事ができる。
携帯(au)は圏外
紅葉の時期はすごく奇麗らしいが、激混みになるらしい。
なんと言っても、ここは穂高の峰々に囲まれた絶景が素晴らしい。
ここまで頑張って登ってきた人へのご褒美みたいなものだ。
昨年の小梨平からの景色にも感動したが、ここの絶景はその何倍もの感動があった。
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