抜海を過ぎ、坂の下から海岸線を離れ、南稚内を通り、稚内市中心部へ。
写真も撮りながらゆっくり走ったから、稚咲内から1時間弱くらいかかった。
フェリーの出港まで時間があるので、少し観光する。
稚内駅。ご存じ、日本最北端の駅だ。
この駅舎は駅周辺の再開発で取り壊されて、来年は新しい駅舎に変わるそうだ。
歴史を感じさせる駅舎だけに、少し惜しい気がする。
現駅舎の最後の年に来られてラッキー
最北端の線路の標識も既になくなっていた。残念
駅の北にある稚内港北防波堤ドーム。夏休みに入ると、ここで野宿するライダーがいるらしいが、今はまだいないようだ。
それから少し海岸沿いを北へ走り、ノシャップ岬。
イルカのオブジェと、赤白のストライプの灯台がある。
岬のすぐそばに、無敵の生うに丼で有名な樺太食堂があるが、礼文で食べる予定なので、今回はパス。
時間が迫ってきたので、フェリー埠頭へ向かい乗船券を購入して乗船準備。
バイクは一番最初に乗船させてくれる。バイクは横浜ナンバーのGPZ750と2台だけだった。
10時50分定刻に出港し、約2時間の船の旅
初めて訪れる礼文島はどんな島なのか想像しながら、はるか遠くにかすんで見える島を眺める。
12時45分に香深港に着岸。はじめての礼文島は薄曇り。
まずは、香深から道道765を走り、元地方面へ向かう。
この道道はトレッキングのコースになっているようで、ハイカーが結構歩いている。
その横を大きな排気音を響かせて走るのは気が引ける
道道の途中から脇道へ入り、桃岩展望台へ向かう。
展望台の駐車場から花が咲く遊歩道を5分ほど歩くと展望台に到着。
桃岩がすぐ下に見える。言われてみれば、桃のように見えなくはない。
利尻富士も遠望できる...が、かすんでいる。
バイクに乗り、そこから元地方面へ山を下りて、桃台猫台へ。
今度は桃岩が上に見える。
猫岩。猫が向こうを向いて座っているように見える。横に桃岩YHがある。
そこから海岸沿いを北上し、道が終わるところにある佐藤売店に入り、ダブルうに丼を注文。
客は俺一人だ。
壁には色紙や写真がいっぱい。こんなところまで有名人がくるんだから人気の店なんだな。
ダブルうに丼。口に入れるととろけるウニ
獲れたてのウニを扱う店だけあって美味い。これで1800円は安い。
近くに地蔵岩があるが、通行止めで近くまで行けなくなっていた。
佐藤売店のおばちゃんに挨拶して、来た道を戻る。
香深から海岸沿いの道道40を北へ向かい、船泊から道道507で金田の岬へ。
灯台は少し高台にあって、けもの道のようなところを歩いていかなければならない
同じく灯台まで行く老夫婦とともに灯台まで行ってみた。
背の高い草の中を歩いていくと灯台に到着。
西のほうを見ると、スコトン岬とトド島が見える。
さらに道道507を走り、突き当たりにスコトン岬はあった。
すぐ近くにトド島が見えて、最果て感が漂う。
土産物屋で、自分へのお土産に「ぬかほっけ」を購入。酒の肴によさそう。
今日の宿は、スコトン岬のすぐそばにある「Field inn 星観荘」
フェリーで一緒だったGPZ750の人もこの宿に泊まっていた。
このGPZの人は、この宿で知り合った女性と結婚したそうで、それ以来毎年のようにこの宿に来ていたらしい。
今日はほぼ満員らしい。この時期はやはり礼文島はハイシーズンなんだな。
談話室で他の旅人と話していると、トレッキングや食事処のいろんな情報が入手できる。
食事も海の幸満載のなかなか豪華な食事。
ミーティングで他の人の予定やオーナーさんのアドバイスを聞き、当初考えていた8時間コースは断念し、翌日のコースは宇遠内・林道コースに決める。
夜11時から談話室でワールドカップの日本対パラグアイ戦を、オーナーさん含めて4人で観戦するが、前後半引き分けまで見たところで、俺は睡魔に負けて就寝。
◆天気:曇り
◆本日の走行:113km
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